【四季とわたし】
整理収納のプロが、暮らしに枝ものを選ぶ理由。
2025年初夏に伺ったのは、整理収納のプロが暮らす美しく整ったおうち。
暮らしのお悩みトップであろう整理や収納にまつわる興味深いお話の数々をお聞きしました。読み終えたらきっと、家の中を見回したくなるはずです。
整理収納アドバイザー
篠 えりさま

お客様の自宅に伺い一緒に整理収納する仕事をしています。
この仕事を始めたきっかけは、幼少期にさかのぼります。多趣味だった両親はモノをたくさん持っていて、捨てない世代。実家はモノで溢れていました。
部屋をきれいにする仕事に憧れて、大学卒業後はインテリアコーディネーターとして働きました。

退職後3人の育児に追われているうちコロナ禍になり、毎日家族全員がいる家は散らかりっぱなし。
「インテリアの仕事をしていたのにどうしてこんなに片付かないんだろう…」と思い整理収納アドバイザーの資格に興味を持ちました。講座で学んだのは収納テクニックではなく、収納の前にまず”整理”が大切だということ。

それまでの我が家の収納はとにかく押し込んでいただけ。「もらいものだから」「せっかく買ったから」そんな言い訳を重ねていたことに気づいたんです。
整理収納の最終目的は、自分と家族にとって快適な未来をつくることです。

気持ちや過去と向き合いながら自分にとって何が大切かを見つめ直す作業はしんどいもので、自宅の整理は約1年かかりました。でも、その過程で自分の宝物がいくつも見つかりました。
動線や使用頻度にあわせてモノの定位置ができると、家事が楽になります。家族から「あれどこ?」と聞かれることもありません。

私たち整理収納アドバイザーは「捨てる」ではなく「手放す」といいます。
お客様にも「もったいなくて捨てられない」という方は多いです。
ですが、モノは使われるために生み出されているので、しまいこんで忘れてしまう状態が実は1番もったいない。そんなときは「使う努力」をしてみましょう。それでも自分に合わないときは感謝を込めて手放してみる。空いたスペースに好きなモノやよく使うモノを置けるようになります。

自宅に植物をたくさん置いている理由はふたつあります。
ひとつめは気持ちが安らぐこと。もうひとつは、グリーンは中間色なのでどんなインテリアにもなじみやすいことです。お客様にもよくおすすめします。
植物を取り入れるときは大きさのバランスが大切。

シンボルツリーと呼べるような大きい植物はインテリア効果が高く、フォーカルポイント=お部屋の主役になります。中ぐらいのものは床やテーブルに、小さいものはキッチンや洗面所にさりげなく飾るのも効果的ですね。

好きな季節は5〜6月の新緑時期。特にドウダンツツジの葉がちらちらと風に揺れる姿が可愛らしく、散っていく姿にも生命を感じます。

リビングの植物はほとんどが本物ですが、寝室にはお世話の手間がかからないフェイクグリーンを置いています。

自分の家を大好きと思える人を増やせるよう、これからも感謝の気持ちを持って仕事に取り組んでいきたいと思います。
「いつでもお客様を招くことができる家に憧れていた」とおっしゃるとおり、すっきり片付いたおうちは誰もが憧れてしまうもの。
フェイクグリーンの効果的な使い方もとても参考になりました!
ご登場いただいた動画は「四季とわたし」シリーズとしてYouTubeでも公開しています。よろしければご覧くださいね。
篠さま、お忙しいなかご協力いただきありがとうございました!
▶︎SiKiTOのYouTube公式チャンネルはこちらから。
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