記事: 世界最大級の花市場! オランダ アールスメール花市場レポート
世界最大級の花市場! オランダ アールスメール花市場レポート

枝もの事業に注力している私たち。欧州の花き業界や枝ものの位置付けを学ぶため、切り花大国オランダに暮らすメンバーに視察を依頼しました。アールスメール市場が誇る圧倒的なスケールが伝わるレポートです。
みなさん初めまして、Maggie(マギー)です。SiKiTO運営会社の元社員で、現在はオランダで生活しながら海外リサーチなどのお手伝いをしています。

チューリップのイメージが強いオランダは、切り花の国別輸出額が世界一!代表の佐藤さんから「現地の花き業界について調査したい」と依頼を受け、世界最大級の花市場であるアールスメール市場を視察しました。

アールスメール市場は首都アムステルダムの郊外にあり、100年以上の歴史があります。世界各地から集まった花や植物が取引され、ヨーロッパだけでなく日本を含むさまざまな地域に送り出されます。
世界で流通する花きの半分以上がオランダを経由するともいわれ、ここでの取引価格は世界中の花の価格に影響を与えるのだそうです。

この市場を運営する協同組合であるRoyal FloraHolland(ロイヤルフローラホランド)は一般見学を受け入れています。商品が最も活発に動く時間を見るため朝7時頃に市場を訪れると、物流エリアの上部に作られた見学専用通路から作業の様子を眺めることができました。
見てください、この広さ!

東京ディズニーランド約2個分もの面積のなかでは1日に約2,000万〜3,000万本もの花や植物が取引されるそうです。

無数の台車にはそれぞれ花がぎっしり並べられ、小型トラクターによってまとめて移動されていきます。コンピュータ制御によって無人で動く設備も見えます。
排気ガスが植物を傷めないよう、小型トラクターはすべて電動化されているのだとか。 ほとんどの花は収穫されてから48時間以内に各地の花屋に並ぶと聞いてさらに驚きました。

電動の小型トラクター
かつてはバイヤーたちの活気で満ちていたというオークションルームも覗いてみましたが、がらんとした様子。デジタル化が進んだことでこの部屋は役割を終えつつあるように見えました。

階段状に席が並ぶオークションルーム
しかし、大がかりな物流は今も進化の最中。花の需要が高まるバレンタインデー、国際女性デー、各国の母の日などの時期には、通常よりも大規模な物流体制が必要となります。 取引を終えた商品は卸売業者や輸出業者に渡され、仕分けや梱包を経て、陸路や近隣のスキポール空港から各国へと送られます。
見学エリアの視察を終えると、市場内に拠点を置く専門卸売企業であるGoedegebuure Natural Decorations B.V. (フーデヘビューレ・ナチュラル・デコレーションズ)社のWesley(ウェズリー)さんを訪問しました。

Wesleyさん(右)と一緒に
同社は枝もの販売から事業をスタートし、現在はドライ加工品やアーティフィシャルフラワー(造花)など幅広い商品を取り扱っています。

Goedegebuure Natural Decorations B.V.社の店内
倉庫にはノバラや石化柳、パンパスグラスなどが並んでいました。サイズも様々です。ここにある枝ものはオランダ産のものは少なく、多くはイタリアからの輸入品だそうです。


オランダにおいて枝ものは、季節イベント向けのフラワーアレンジメントのなかでアクセントとして使われることが多いです。写真のように着色したものも好まれており、もうすぐやってくるクリスマスシーズンにはゴールドやシルバーに着色した華やかなものが人気を集めます。

SiKiTOの枝もの定期便でも、12月頃にはクリスマスらしい白塗り枝などもお届けするそうですね。 今はまだニッチともいえるジャンルですが、徐々に注目されているように感じるとWesleyさんは話してくれました。

SiKiTOがいつかヨーロッパに上陸する日を、私もオランダで待っています!それではまた!
この記事を書いた人
海外レポーター Maggie
オランダ在住の元SiKiTO社員。現在は、欧州を中心に海外市場のリサーチなどを担当。
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