伊知古（いちご） ｜ 恋姫香る、ジューシーなペールエール

信州のいちごがフレッシュに香るペールエール

恵まれた地形と天候から、農産物の栽培が盛んな長野県の信州伊那エリア。

このエリアでつくられるいちごのひとつである「恋姫」は、信州大学農学部と地元農家が共同開発した品種。日光をたっぷり浴びて育ち、甘くて濃厚な味が特長です。

そんな恋姫を使ったペールエールビールが、この伊知古。

温故知新をコンセプトとしたことと伊那の地で造られていることから、平安時代中期に編纂された『和名抄[*]』でのいちごの表記＝伊知古が使われています。

[*]正式名称は『和名類聚抄（わみょうるいじゅしょう）』。平安時代に源順が編纂した、現存最古の分類体漢和辞書。

スイーツにも食事にも合うフルーツビール

甘い香りながら飲み口は意外にもドライで、食中酒としても意外なほど優秀なんです。

チーズたっぷりのグラタンやピザ、サーモンのカルパッチョなどと合わせれば互いの味を引き立て合ってくれます。

いちごらしさを活かして、ホワイトチョコレートや白餡スイーツともマッチ。甘くて華やかな時間は想像するだけで幸せな気分になりませんか？

温度が上がると香りが一層フルーティーに。うららかな春の日差しの中で、ゆっくりと味の変化を楽しむのもおすすめです。

伊那の人・自然・文化を糧に醸されるビール

In a daze Brewing（イナデイズブルーイング）は、2018年に長野県伊那市で誕生したクラフトブルワリー。

代表の冨成さん（写真左）は信州大学大学院で乳酸菌を研究。地域の規格外農産物を活かしてビール造りができるのではという想いでIn a daze Brewingを創業しました。

「Brew a better Life. より良い生活が、よい人生を醸す」という信念のもと、商品を通じてより良い生活とは何なのかを問いかけ、自分たちもそれを体現することでよい人生につなげていくことを掲げています。

愛知県出身の冨成さんが学生時代を過ごす中で惚れ込んだこの土地で、地域の人たちと関わり合い、土地の歴史や文化に触れ、自然との調和を図る。

伊知古に使われている恋姫も、伊那市内の農家である信州畑工房のものだけを使っています。

この想いは地域の生産者さんに少しずつ広がり、地域食材を使った個性的なビールを造りつづけています。