小さな器にめぐる大いなる四季。 きゅんとするほど愛おしい、石木花の盆栽との出会い。

近年国内外で注目が高まっている盆栽。
なんとなく古風で難しそう…というイメージを持つ方にこそ知っていただきたい盆栽を見つけました。
手のひらサイズの器のなかで生命の季節がうつろう、愛おしい世界を丁寧につくりあげるのは盆栽ブランド「石木花(せきぼっか)」。
2025年9月より、SiKiTOとのコラボレーション「四季と盆栽」がスタートします。
小さな器のなかの大きな自然。
盆栽ブランド 石木花×SiKiTOコラボ
「四季と盆栽」が始まります
うつろう四季を愛おしむ商品やサービスを展開している私たちSiKiTO。
枝もの定期便では1年のなかで最も見応えのあるものを選んでお届けしていますが、本来自然のなかに存在する樹木は春夏秋冬のなかで姿を変えていくものです。
春の花、夏の葉、秋の実、冬の落葉。そんな樹木のうつろいを暮らしの空間のなかで愛でられたら。そう思っていたときに出会ったのが、山形県村山市を拠点に活動する盆栽ブランド「石木花」でした。


四季と盆栽〈秋〉
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じつは今、クラシックなイメージから脱却した盆栽が注目されています。
鉢の中に凝縮された自然の景色、生きた芸術としての美しさを追求する奥深さなどの魅力に幅広い年代の方々が魅了されているそう。
海外でも「BONSAI」の名は広がっており、石木花もパリや台湾などで商品を展開しています。
石木花が取り扱う盆栽は松や梅などの定番樹種だけでなく「これも盆栽なんだ!」と驚くようなものも取り揃えており、すべてがモダンで洗練された佇まい。

手のひらにすっぽり収まる可愛らしいサイズ感も新鮮です。
やさしい丸みを帯びた鉢はすべて石木花が自社の窯で焼成したもので、カラーもオリジナル。樹種やサイズごとにいちばん似合う鉢をコーディネートしています。


自社栽培を行うハウスでは数万個の盆栽が奥まで並び、まさに圧巻!

種からの栽培にも力を入れており、訪問した日には種蒔きから約1ヶ月経ったヤマモミジの幼い芽がプランターに並んでいました。


四季と盆栽〈秋〉
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小さくてもしっかりした枝ぶりにするため、盆栽の成長には時間がかかります。
例えばコムラサキは手のひらサイズのものでも発芽から6年程度経ったもの。両手サイズの鉢にふさわしくなるまでは少なくとも10年以上かかるのだとか。

枝ものでもおなじみのドウダンツツジは、盆栽だと1年に数mm(!)しか成長しないのだそうです。
ちなみに、盆栽の大きさは鉢のサイズによって決まるため、盆栽らしく樹形を整えたものも地植えすると短い期間で自生樹と同じような姿になってしまうという話も印象的でした。まさに芸術植物です。

広い空の下で大切に育てられた盆栽は、石木花のスタッフがひとつずつ鉢に植え替え、苔を張り、丁寧に梱包されて全国各地へ出荷されていきます。

プロの世界では「水やり3年、苔はり10年」という言葉が有名ですが、石木花流のお手入れはとっても簡単!

SiKiTOのおすすめは、同じサイズを複数個並べる飾り方。たまらないほど愛しい景色が生まれます。
冬には松や梅、春には桜や白鳥花など、これから季節にあわせて厳選した盆栽を販売していく予定です。
四季のなかでうつろう景色をひとりじめする。そんなささやかで豊かな喜びを、お客様の暮らしにお届けできたら嬉しく思います。

四季と盆栽〈秋〉
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PROFILE | 石木花(せきぼっか)
山形県村山市に拠点を置く盆栽ブランド。
若い世代が日本の自然、日本の文化、日本の伝統に関心をもち見つめ直すきっかけとなるような、新たな価値を持った商品を発信することを目指している。
写真左:後藤社長、右:冨山さん
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