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記事: 一人暮らしの部屋をおしゃれにする枝もの|おすすめの種類と花器


一人暮らしの部屋をおしゃれにする枝もの|おすすめの種類と花器


一人暮らしの部屋をおしゃれにする枝もの|おすすめの種類と花器

一人暮らしの部屋は、自分らしさが出せる特別な空間です。

しかし「もっと素敵なインテリアにしたいけれど、忙しくて余裕がない……」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そのような方におすすめなのが“枝もの”。シンプルに一枝飾るだけで、お部屋がぐっと洗練された雰囲気に変わります。「お手入れが大変そう」と思われがちですが、じつは植物よりも手間がかからず、長く楽しめるのも枝ものの魅力です。

本記事では、一人暮らしに取り入れやすい枝ものの魅力と、気軽に始めるためのヒントを紹介します。

一人暮らしの方に枝ものがおすすめな理由

一人暮らしだと、殺風景になりがちなインテリア。自分好みのおしゃれな部屋で過ごしたいけれど、どこから手をつければいいかわからないと感じている方も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、インテリアとして枝ものを飾ることです。一人暮らしの方に、枝ものがおすすめな理由を3つ紹介します。

部屋のおしゃれ度がアップする

部屋のおしゃれ度がアップする

家具や雑貨が少なめの一人暮らしの部屋でも、枝ものを飾るだけで一気に洗練された雰囲気に変化します。枝ものは空間にさりげないアクセントを加えてくれるため、余白のあるインテリアとも相性抜群です。

大きな家具やインテリアの数が少ないからこそ、一人暮らしの部屋には枝ものの存在感が引き立ちます。

リラックス効果で癒される

リラックス効果で癒される

枝ものを取り入れることで、ストレスの軽減やリラックス効果が期待できます[1*]。

農林水産省では、「花のある部屋で過ごす人は、ストレス時に高まる交感神経の活動が25%抑えられる一方、リラックス時に高まる副交感神経の活動が29%高まることがわかっており、花の癒し効果が医学的にも証明されている」と発表しています[4*]。

現代社会では、パソコンやスマートフォンの多用により脳への負担が大きくなりやすく、心身のリフレッシュが欠かせません。植物などの自然に囲まれた環境に身を置くことで、心拍数や呼吸の安定が期待できます。

室内にいながら外の開放感を感じられる枝もの、自然光を活用することで心理的にもリラックスしやすくなり、より快適な空間が生まれるでしょう。

[1*] 四季を運ぶ枝ものは、家の中の『庭』になる

[2*] 特集1 楽しみませんか?もっと花のある暮らし/農林水産省

雲の時間

【枝ものの心地よさ】
四季を運ぶ枝ものは、家の中の『庭』になる

 

家の中にいながら季節感を楽しめる

一人暮らしは季節の行事を楽しむ機会があまりなく、四季を感じないまま一年が過ぎてしまうこともあるのではないでしょうか。

インテリアに枝ものを飾れば、家の中にいながら四季の変化を感じられます。

春は若葉、夏は涼やかなグリーン、秋は紅葉した枝など、枝ものひとつで暮らしに四季を取り込めるのも魅力のひとつです。枝ものは、小さな部屋でも自然とのつながりを感じられる癒しのアイテムといえるでしょう。

以下からは、一人暮らしの方におすすめしたい、季節を感じられる枝ものを紹介します。

【季節別】 一人暮らしの室内に飾るおすすめの枝もの

日本の四季のうつろいを映し出す「枝もの」。

春には枝先に蕾が膨み、やがて花が咲き誇ります。夏に芽吹く新緑は気温の上昇とともに色を濃くしてゆき、秋になると葉も黄や紅に染まります。そして、寒さのなかでも落葉しない常緑の葉が、冬の訪れを知らせてくれるのです。

部屋の中にいながら四季の移ろいを感じられるのは、枝ものならではの魅力といえるでしょう。

一人暮らしでもインテリアに取り入れやすい、四季の枝ものを8つ紹介します。

春の枝もの

啓翁桜(ケイオウザクラ)

「早咲きの桜」として知られている啓翁桜は、春を告げる花とも呼ばれています。花言葉は「純潔」「精神美」などがあり、贈り物としてもぴったりな枝ものです。

まっすぐ素直な枝ぶりは、インテリアに飾みやすく、枝もの初心者の方にもおすすめ。

その儚さが多くの和歌にも詠われている啓翁桜ですが、少しでも長く楽しむために、「エアコンの風が当たらず、乾燥していない涼しい場所」に置きましょう。

ミモザ(アカシア)

ミモザはふわふわとした黄色の花がかわいらしい枝ものです。

花が咲いた状態の枝もののミモザは、2月頃から出回り始めますが、水落ちしやすいため生花を楽しめるのは数日間といわれています。

ドライフラワーに向いた品種でもあるため、生花の時期が終わった後も長く楽しめます。ドライフラワーは水替えの必要がないため、一人暮らしのインテリアにぴったりです。

夏の枝もの

ドウダンツツジ

清涼感たっぷりのドウダンツツジは、夏のインテリアにぴったりの枝ものです。

ドウダンツツジの「ドウダン」という名は、枝分かれの様子が昔の夜明かりに用いた「灯台(結び灯台)」の脚部と似ていたことから「トウダイ」が転じて名付けられたといわれています。

ドウダンツツジは、環境に馴染めば次々に新芽がでてくるため、長持ちのしやすさも一人暮らし向きです。短くなった枝は小ぶりの花器で楽しむなど、飾り方を変えて長く楽しめます。

アセビ(馬酔木)

アセビは、花器にがさっと飾るだけでインテリアとしての存在感抜群の枝ものです。

実や葉には毒性があり、この木を食べた馬が酔ったように見えることから「馬酔木」と書くのだそう。

アセビは、丈夫さも一人暮らしにぴったりです。1本のアセビに淡緑色の新芽と濃緑の葉が混ざった美しい様子が、インテリアとしておしゃれなアクセントを加えてくれるでしょう。

秋の枝もの

野ばら

野ばらは、花が終わる夏頃から枝にぎっしりと丸い実がつきはじめる枝ものです。時期によってグリーン〜オレンジ〜赤へと変化していきます。

愛らしい存在感は、リースやアレンジメントの花材としても大人気。

日が経つにつれて、実にシワが寄りドライになっていくので、インテリアとしても長く楽しめます。

ソラナムパンプキン

ソラナムパンプキンは、カボチャのような実をつける可愛らしい枝ものです。実は比較的硬く、つやつやとした光沢感があります。

実を枝からカットして飾ることもでき、長ければ1ヶ月程度楽しめるところも一人暮らしのインテリアに嬉しいポイントです。

冬の枝もの

コットンツリー、ヒムロスギ、サンゴミズキ

寒い季節の冬にほっこりとした温かさを演出してくれるコットンツリー。ヒムロスギやコニファーブルーアイス、サンゴミズキと組み合わせれば、クリスマスシーズンにぴったりのアレンジに。

サンゴミズキは、松や南天とあわせればお正月アレンジにも◎なので、ホリデーシーズンに活躍してくれます。

花餅(なみだ)

葉が落ちた後の枝に紅白餅を巻きつけた花餅は全国各地でつくられている縁起物。産地でおばあちゃんたちがひとつずつ手作業で仕上げています。

花餅は正月(特に小正月)に飾られる縁起物ですが、元々はお正月に花が咲かない雪国で華やかな彩りを楽しめるようにと生まれたそうです。

年頭に豊作や幸福を祈願する行事のひとつとされています。

一人暮らしの方でも簡単な枝もののお手入れ方法

枝ものは、切り花や鉢植えに比べて手入れが簡単です。受け取った当日に行う「切り戻し」など基本のお手入れさえ守れば、長く美しい状態が保てます。


1. 購入初日の切り戻し・水揚げ

切り戻し

枝ものは、購入したその日のうちに切り戻しをしてから花器に飾りましょう。

合わせて、根本に十字の切り込みを入れ、ナイフを使って茎の表面の皮を削るように剥きます。その際、水に入る吸い上げ部分のみを削るのがおすすめ。より水を吸いやすくなり、枝もののみずみずしさが長持ちします。

加えて、鮮度保持剤を利用することにより、さらに枝ものの新鮮さを保つことが期待できます。

■水上がりを良くするフローリストナイフ

フローリストナイフ

切り花の茎をカットするためのフローリストナイフは、枝ものの木皮を剥くのにも役立ちます。水に浸かる部分の木皮を剥くことで、水上がりをよくしてくれるVICTORINOX(ビクトリノックス)社製のフローリストナイフはこちらから。

 

2. 枝ものを飾る場所の工夫

窓際の雪柳

枝ものは風通しと日当たりの良い、適度に湿気のある場所を好みます。

日当たりは気にしなくてよいので、寝室や洗面スペースに飾るのもおすすめです。

 

3. こまめな水替え

水替え

花器の水は、放っておくとすぐに濁ってしまいます。雑菌が繁殖する前に、定期的に水を交換するのをおすすめします。

茎にぬめりがある部分がある場合は、手で優しく擦り落としましょう。

 

4.「葉水」も大事なお手入れ

霧吹きで葉に水を吹きかける「葉水」をすることで葉からも水分を与えることができ、みずみずしさが続きます。

 

5. 見頃を終えた部分の摘み取り

見頃を終えた花や葉はこまめに摘み取ってあげましょう。美しい姿を保つだけでなく、元気な枝部分に水が届きやすくなります。

 

花器もインテリアのひとつ。枝ものを飾るおすすめ花器5選

枝ものを魅力的に飾るためには、サイズや形状に合わせた花器選びが欠かせません。一人暮らしの部屋にぴったりのおしゃれな花器を5つ紹介します。

Bamboo Grove|竹林にインスパイアされた枝もの花器

「Bamboo Grove」は、おしゃれでポップな色使いが特徴の花器です。

ガラスで作られている花器で、「グリーン/ピンク」と「アンバー/クリア」の2色展開です。どのようなテイストにもよく馴染む色合いのため、シンプルな枝ものでもBamboo Groveに入れるだけで一気に華やかさを感じられるでしょう。

BambooGrove

Bamboo Grove|竹林にインスパイアされた枝もの花器

CUBE|浮遊感のある無骨でミニマルな枝もの花器

アイアンフレームとシリンダーガラスを組み合わせた、シンプルな花器です。

まるで枝ものが空中に浮いているようにみえるユニークなデザインが特徴的で、どこかアンティークなニュアンスも感じられます。

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CUBE|浮遊感のある無骨でミニマルな枝もの花器

tsubomi|やさしいカーブが植物に寄り添う花器

tsubomi|やさしいカーブが植物に寄り添う花器

花が咲く直前をイメージしたスリムなデザインの花器です。

やわらかな曲線が美しいスリムなシルエットは、短めの枝ものを生けるのにぴったりのサイズ感。流れるようなシルエットが枝ものと自然に調和し、さりげなくその佇まいを引き立ててくれます。

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tsubomi|やさしいカーブが植物に寄り添う花器

いとま|ガラスと水がゆらめく枝もの花器

いとま|ガラスと水がゆらめく枝もの花器

ガラスの中を通る光と水のゆらめきが、枝ものを飾る空間にさりげない印象美を添えてくれるハンドメイドのガラス花器です。

高さ28cmのサイズは、床に直置きしても、テーブルや棚に置いてもバランスよくなじみます。

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いとま|ガラスと水がゆらめく枝もの花器

NENRIN|小ぶりな枝ものにちょうどいい、スリムな枝もの花器

NENRIN|小ぶりな枝ものにちょうどいい、スリムな枝もの花器

小ぶりな枝ものを飾るのに最適な花器です。シンプルなデザインだからこそ、どんなインテリア空間にもなじみ、使い勝手の良さが魅力です。

土の温かみを感じる質感にムラのある塗装を施しており、枝ものやお花と相性抜群です。外側はマットな仕上げ、内側はツヤのある釉薬仕上げで、さりげない質感の違いを楽しめます。

NENRIN

NENRIN | 小ぶりな枝ものにちょうどいい、スリムな枝もの花器

一人暮らしには、SiKiTOの「枝もの定期便」がおすすめ

一人暮らしでも季節の枝ものインテリアを楽しみたい方にぴったりなのが、SiKiTOの「枝もの定期便」です。

プロの目で厳選された旬の枝ものが、月に一度自宅まで届きます。枝もの初心者でも簡単におしゃれなインテリアを楽しめるでしょう。

枝もの定期便

枝もの定期便|季節の枝ものをご自宅にお届け

まとめ

枝ものは、シンプルでありながら空間に存在感を与えてくれるインテリアアイテムです。

手入れも簡単なので、忙しい方や植物初心者にもぴったり。まずは1本から、気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと、自分だけの空間がもっと好きになるはずです。

新井麻亜沙

この記事を書いた人
新井麻亜沙

美術大学では空間演出とファッションを学んでいました。SiKiTOの枝もの定期便で植物の魅力にハマり、季節の枝ものと50鉢以上の観葉植物と暮らしています。次はベランダ菜園に挑戦。趣味はヴィンテージ家具のオンラインウインドウショッピングとPodcast。

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