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記事: 今年で3回目。外出のハードルが高い子ども達のために「おうちお花見」をプレゼント


今年で3回目。外出のハードルが高い子ども達のために「おうちお花見」をプレゼント


春空の下、満開の桜を愛でながら大切な人とのひとときを過ごす「お花見」。日本ならではの春の風物詩は多くの人の心を惹きつけます。

医療的な事情により外出のハードルが高いお子さんとご家族にもお花見を楽しんでいただくため、桜の枝をプレゼントする「桜配りプロジェクト」を、2025年も実施しました。

2023年に開始した桜配りプロジェクトは、今回で3回目となりました。

今年も障害児保育・家庭支援事業などに取り組む「認定NPO法人フローレンス」ご協力のもと、子どもの発達に合わせた遊びや学びを支援する「医療的ケアシッター ナンシー」を利用する計24のご家庭へ、啓翁桜(ケイオウザクラ)の切り枝を100本プレゼントしました。

啓翁桜は枝もの定期便でも毎年たくさんのお客様にお届けしている、まっすぐな枝ぶりの早咲き桜です。

今回SiKiTOスタッフがお届けに伺ったのは、もうすぐ小学生になる6歳の男の子じゅんくんのご家庭。

この日はお母さん、看護師さんを含めて大人が5人も!人が大好きだというじゅんくんは全身で喜びを表現してくれました。弾けるような笑顔が印象的な男の子です。

満開になった桜の枝を花器に生けてじゅんくんの前に置くと、目を丸くして少し驚いた様子。

しばらくじっと見つめてからは手を伸ばしたりにっこり微笑んだり、お母さんの膝の上で喜びをめいっぱい表現してくれました。

お出かけが大好きなじゅんくんは自然の風を感じるととても喜ぶとお母さんが教えてくれました。

しかし、お天気の影響やユニバーサルシートのある多目的トイレが少ないことから、外でのお花見はなかなか難しいとのこと。特に今年は手術に向けた体調管理のためにおうち時間が増えているそう。

そんななか卒園入学の節目となるタイミングに家族で桜を愛でる機会はいい思い出となりそうですと嬉しいコメントをいただきました。

1日でも長く、じゅんくんのおうちで咲いていてくれますように。

さらに今年は、フローレンスが運営する障害児保育園ヘレン・障害児訪問保育アニーの卒園式にも桜を提供させていただきました。

大切な門出を祝うお手伝いができ、とても光栄です。ご卒園おめでとうございます!

じゅんくんのご家庭に限らず、小さなお子さんがいるご家庭や、病気や怪我などのために外出が難しいという方は多くいらっしゃいます。

SiKiTOの枝もの定期便なら、誰でもご自宅で「おうちお花見」を楽しんでいただけます[*]。

[*]2025年の桜のお届けはすでに終了しております。ご了承くださいませ。

 

蕾が少しずつ綻ぶ様子に心が躍り、満開の花を愛でる。だけでなく、散る儚さや葉が芽吹く生命力にも感じ入る。

生きている植物ならではの変化は、誰の心も豊かにしてくれます。

「おうちお花見」ならではの魅力を一人でも多くの方にお届けできるよう、SiKiTOでは今後もこの活動を続けていきたいと思います。

 

・1回目(2023年)のお届けの様子はこちら

・2回目(2024年)のお届けの様子はこちら


 

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枝もの定期便|自宅で待つだけ、飾るだけ。

    

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