今年で2回目。外出のハードルが高い子ども達に「おうちお花見」体験をプレゼント
満開の桜を愛でながら家族や友人と楽しいひとときを過ごす「お花見」。豊かな四季の国である日本ならではの春の風物詩は、多くの人の心を惹きつけます。
そんなお花見の魅力を一人でも多くの方に楽しんでいただくため、医療的な事情により外出のハードルが高い子ども達に「おうちお花見」を楽しんでもらうプレゼント企画、その名も「桜配りプロジェクト」を実施しました。
昨年につづき2回目となる今回のプロジェクト。
昨年と同様に、障害児保育・家庭支援事業などに取り組む「認定NPO法人フローレンス」のご協力のもと、子どもの発達に合わせた遊びや学びを支援する「医療的ケアシッター ナンシー」を利用する計24のご家庭へ、啓翁桜(ケイオウザクラ)の切り枝合計100本をプレゼントしました。
昨年のプロジェクトの詳細はこちらから。
今回、SiKiTOスタッフがフローレンスのスタッフさんの同行のもと訪れたのは、ダウン症候群により生まれつき肺や気管支が弱く、日常的に人工呼吸器による呼吸管理が必要なリカちゃんのご家庭。
リカちゃんが外出するには、移動用の呼吸器や酸素ボンベなどを準備し、専用のベビーカーに載せ、重たいベビーカーを担いで自宅の階段を降りて…といった準備や移動にエネルギーが必要なため、「桜を見に、ちょっと近所を散歩」といったことも気軽にはできません。
そんなリカちゃんとご家族がおうちでお花見をできるように、満開の桜の枝をプレゼントしました。
桜を間近で見たリカちゃん。初めは少し戸惑った様子でしたが、そのうちに、美しく咲く花びらへと手を伸ばしはじめます。
桜とお揃いの薄桃色のお洋服を着たリカちゃんが、その小さく可愛らしい手で花びらにそっと触れようとする姿に、その場にいた皆んながほっこり。
リカちゃんのお母さんも「(外出しての)お花見はできないと思っていたので、家でお花見ができるなんて嬉しい」と喜んでくれました。
リカちゃんへは、満開の桜の枝ともう一つ、これから咲き始める蕾の多い枝もプレゼント。蕾がふくらんでいき、徐々に美しく花開いていく様子をじっくり楽しめるのも「おうちお花見」の魅力です。
リカちゃんのお母さんによれば、知識やセンスが必要な生け花を習ったり、手入れの必要な観葉植物などを育てる時間もなかなか取れないそう。
その点、SiKiTOの「枝もの定期便」でもお届けしている切り枝は、届いたものを花瓶にさっと入れるだけで様になり、面倒なお手入れの必要はありません。
「切り枝なら、お手入れも簡単そうで安心です。きれいな桜を眺めながら、今夜はゆっくり晩酌ができそう」と嬉しそうに話してくれた、リカちゃんのお母さん。お部屋でリラックスして花見酒を楽しみるのも「おうちお花見」ならではの魅力ですね。
リカちゃんのご家庭に限らず、小さなお子さんがいるご家庭や、病気や怪我のため、またお年を召して外出がなかなか難しいといった方も、SiKiTOの「枝もの定期便」でお届けする啓翁桜の切り枝で、気軽に「おうちお花見」を楽しんでいただけます。
蕾から徐々に花開く様子を愛で、満開の桜のほのかな甘い香りを愉しむ。花びらが散る儚さや、葉桜の芽吹きの生命力に感じ入る。
そのどれもを、ご自宅でじっくり味わうことのできる「おうちお花見」。その魅力を一人でも多くの方にお届けできるように、SiKiTOでは今後もこの活動を続けていきたいと思います。
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