人気のドウダンツツジなど「枝もの」の映える飾り方・おしゃれな実例紹介

ナチュラルで洗練されたインテリア空間に欠かせないのが「枝もの」の存在です。
繊細な枝ぶりと爽やかな葉のバランスが魅力のドウダンツツジをはじめとして、近年枝ものは、おしゃれなインテリアとして注目されています。
花器に1本飾るだけで空間が一気に垢抜けるため、暮らしに季節感を取り入れたい方や、映えるインテリアを楽しみたい方にぴったりです。
本記事では、枝ものを暮らしに取り入れるコツや実例、おしゃれに飾るアイデア術を紹介します。
枝ものを飾れば空間がおしゃれに

枝ものは、グリーン初心者でも気軽に手に取りやすく、どのようなテイストの部屋でも自然に馴染みます。インテリアとの相性も抜群のため、いつもの空間に飾るだけで、日々の暮らしを明るくしてくれるでしょう。
今注目のドウダンツツジは、過度な派手さがなく、控えめかつ繊細であるところが魅力です。空間の「余白」をうまく使ってくれて、生活感を抑えつつも、ほどよい動きやおしゃれさを加えてくれます。
また、枝ものは、ダイニングやキッチンなど、飾る場所によっても部屋の印象が一気に変わるところも特徴です。日常に枝ものを取り入れて、映えるインテリアをつくりましょう。
枝ものを買ってきた後は、飾る準備から
枝ものを美しく保つためには、買った当日に行う切り戻し・水揚げ作業がとても重要です。自宅で簡単にできる切り戻しの手順を、5つの手順にわけて紹介します。
手順1.葉や枝の状態をチェックして整える

まずは、購入した枝ものを広げて、全体のコンディションを確認しましょう。使わなくなった新聞紙の上に広げれば、床が汚れずに済みます。
葉が傷んでいる部分や、不自然に飛び出している細かな枝があった際は、見た目のバランスを考えながら丁寧にカットします。葉や枝の状態を整えることで、見た目もすっきりと美しくなるでしょう。
手順2.枝の根元をななめにカットし、外側を削る

枝の中から水をしっかり吸い上げられるように、枝の根元をななめにカットします。切れ味の良いハサミやナイフを使って、切るときに断面がつぶれないように注意しましょう。
さらに、カットした根元の外側を下から3cmほど削ってあげると、より水の吸収効率が高まります。表面積を増やすことで、多くの水を取り込みやすくなる仕組みです。
手順3.枝に十字の切り込みを入れる

削った部分の先端に、十字の切れ込みを入れていきます。縦と横に2本の切り込みを加えることで、さらに水を吸いやすい状態になります。
枝が太くてしっかりしている場合は、剪定バサミなどを使ってしっかりと割るのがおすすめです。
手順4.深めの容器で水に浸ける

下処理が終わったら、新聞紙で枝をふんわり包み、根元から30cmほどをたっぷりの水に浸けて半日ほど置きましょう。水に浸ける際は、バケツや深さのある花器を使うと便利です。
この工程をはさむことで、枝の内側までしっかりと水分が行き渡り、より枝ものを長く楽しめます。
手順5.最後の仕上げとして見た目を整える

飾る前に、もう一度枝ものの見た目を全体的にチェックしましょう。輸送中に折れてしまった葉や、形の悪い枝があれば、ハサミで整えます。このひと手間で、仕上がりの美しさが格段に違ってきます。
また、枝ものを長持ちさせるためには、鮮度保湿剤を含んだ水や、切れ味のいい専用ナイフを使用するのもおすすめです。アイテムにこだわることで、枝ものをより長生きさせる効果が期待できるでしょう。
■オリジナル鮮度保持剤
SiKiTOが枝もののために理想的な成分バランスを研究してオリジナルで作り上げた、新しい鮮度保持剤です。この鮮度保持剤は、花や枝に必要な栄養を与え、花器の水を清潔に保つ効果が期待できます。枝もの専用鮮度保持剤はこちらから。
■水上がりを良くするフローリストナイフ
切り花の茎をカットするためのフローリストナイフは、枝ものの木皮を剥くのにも役立ちます。水に浸かる部分の木皮を剥くことで、水上がりをよくしてくれるVICTORINOX(ビクトリノックス)社製のフローリストナイフはこちらから。
【場所別】おしゃれな枝ものの、映える飾り方
枝ものは、飾る場所によって印象が大きく変わるのも魅力のひとつです。リビング・ダイニング・キッチン・玄関の4つの場所にわけて、枝もののおしゃれな飾り方を紹介します。
リビング

家のメインともいえるリビングは空間が広く、枝ものの枝ぶりを思いきり活かせる場所です。存在感のある大きめの枝ものを飾ることで、空間全体を広く見せる開放感が生まれます。
枝が広がるように生ける場合は、重みのある花瓶を選ぶのがポイントです。倒れないよう、しっかりとした安定感のある器を選びましょう。
ソファの横やローテーブルの脇など、くつろぎのスペースに枝ものを飾るのもおすすめです。
リラックスタイムが心地よくなり、暮らしの中に自然のやさしさを添えてくれます。
ダイニング

食事を楽しむダイニングには、コンパクトサイズの枝ものがおすすめです。
ダイニングテーブルの中央に飾る際は、お皿やグラスの配置を邪魔しない程度のボリューム感がちょうどよく、軽やかな枝ぶりが特に映えるでしょう。
少し斜めに枝を流すように飾るとナチュラルな動きが出て、いつもの暮らしがより華やかになります。
ダイニングテーブルに置くのが難しいときは、近くのカウンターなどに飾るのもおすすめです。家族の目に入りやすく、小さな子どもがいる家庭でも安心です。
キッチン

キッチンには、小ぶりでシンプルな枝ものがぴったりです。調理スペースを邪魔しないよう、短めにカットして花器に1本挿すだけでも、雰囲気が一気に変わります。
窓辺やコンロ脇など光が差し込む場所に飾れば、枝ものが太陽の光に照らされ、より爽やかな印象を与えられます。料理の時間がちょっと楽しく感じられるでしょう。
玄関

玄関にフレッシュな枝ものを飾ることで、帰宅した瞬間の気分が和らぐだけでなく、来客にもおしゃれで統一感のある印象を与えられるでしょう。
床に置ける大きめの花器を選び、長さのある枝ものを大胆に飾るのもおすすめです。まるで室内に小さな木が立っているような、自然の存在感が楽しめます。
玄関に飾れるスペースが限られている場合は、椅子や靴箱の上に少し短めの枝ものを飾るだけでも、ワンランク上のおしゃれな暮らしを演出できます。
洗面台

一日の始まりと終わりを迎える洗面台に枝ものを飾ることで、ふとした瞬間に気分が整い、清々しい気持ちで過ごせます。
コンパクトな空間には、細身でシンプルな枝ものがおすすめ。透明なガラスの花器に飾れば、水の美しさも際立ち、清潔感のある印象に。
鏡の横や洗面台の角など、ちょっとしたスペースに枝ものを添えるだけで、日々のルーティンに自然の癒しをプラスできます。
朝の身支度が少し楽しみになったり、夜のスキンケアタイムがよりリラックスできるひとときに変わるはずです。
おしゃれに一役買う花器たち
どのようなインテリアテイストにも馴染みやすい、枝ものを映えさせる魅力的な花器を紹介します。
1.EDA VASE|枝ものを美しく飾る、コンパクトな花器
「EDA VASE」は、青山フラワーマーケットと共同で開発した花器です。デザイン性の高さが評価され、「Red Dot Award: Product Design 2022」も受賞しています。
シンプルな構造ながら、枝ものをしっかり支えられる安定感があるため、日々の水替えが簡単なところも魅力です。
大きな枝ものを飾る際にも扱いやすく、ワンランク上のおしゃれな暮らしを演出できるでしょう。

EDA VASE|枝ものを美しく飾る、コンパクトな花器
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2.Fagot | 均整で安定感のある枝もの花器
「Fagot」は、機能性とデザイン性を兼ね備えた、枝ものを美しく引き立てる花器です。
小さな口径のフォルムが特徴で、枝ものを挿すだけで自然な広がりと立体感が生まれます。枝もの初心者の方でも、テクニックいらずでシルエットが整うのが嬉しいポイントです。
カラーは、光をやさしく取り込んで空間を明るくする「クリア」と、洗練された印象を与える「グレイ」の2色展開です。
シンプルなデザインは、贈る相手を選ばない新築祝いとして重宝します。

Fagot | 均整で安定感のある枝もの花器
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3.Balloon|ぽわんと愛らしいフォルムの枝もの花器
「Ballon」は、ぽわんと膨らんだ風船のようなフォルムが特徴的な花器です。
安定感があり、大ぶりの枝ものでもバランスよく飾れます。どのようなインテリアスタイルにもよく馴染み、部屋に置くだけで空間を優しく包んでくれるでしょう。

Balloon|ぽわんと愛らしいフォルムの枝もの花器
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4.CUBE| 浮遊感のある無骨でミニマルな枝もの花器
「CUBE」は、植物が空中に浮いているようにみえる花器です。
無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインで、繊細なアイアンフレームとクリアなシリンダーガラスを組み合わせた珍しい構造が特徴です。
直線的なシルエットが印象的で、どこかアンティークなニュアンスも感じられるデザインです。
シンプルながら存在感があり、モダン・北欧・ナチュラルなど、さまざまなインテリアスタイルと心地よく馴染みます。

CUBE|浮遊感のある無骨でミニマルな枝もの花器
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枝ものを長持ちさせるためのお手入れポイント
おしゃれな枝ものを飾るのであれば、できるだけ長く美しさをキープしたいものです。水換えの頻度や剪定など、枝ものを綺麗に飾るためのお手入れ方法について紹介します。
枝ものの適切な水換え頻度

枝ものを生ける際は水を入れすぎず、根元から数センチが水に浸かる程度で十分です。水が多すぎると、花瓶の中で水が傷みやすくなり、枝のもちを悪くしてしまう原因になります。
また、枝ものは水が濁ってきたら、3〜4日を目安に水を入れ替えるのがポイントです。
その際、花瓶の中や枝にぬめりがあれば軽く洗い、枝の根元を少し切り戻して再度割りを入れてみてください。水の吸い上げが良くなり、より長く楽しめます。
傷んだ葉や枝のケアも忘れずに

枝ものは、日が経つにつれて葉が乾燥してチリチリになってしまうことがあります。そのようなときは、こまめに傷んだ葉を取り除くことがポイントです。
また、枝もののバランスが崩れてきたと感じたら、不要な枝を少し剪定してバランスを整えてあげましょう。シンプルな枝ものだからこそ、丁寧なお手入れを欠かさないことがおしゃれなインテリアのコツです。
枝ものをおしゃれに飾る、3つの簡単アレンジ術
1.大胆に飾って空間の主役にする

広いリビングやダイニングなど、余白のある空間には、1〜1.5メートルほどの長い枝を数本まとめて飾るのがおすすめです。
安定感のある大きめの花器に飾ることで、枝ぶりの迫力がそのままインテリアのアクセントになるでしょう。自然のダイナミックな存在感を部屋に取り入れられ、シンプルな空間も一気におしゃれに引き立ちます。
2.コンパクトに飾ってさりげない癒しを

枝ものを控えめに楽しみたいときは、30〜50センチほどの枝をいくつかに分け、小さな花器に飾ってみましょう。
ダイニング、キッチンなど、家の中のちょっとしたスペースに飾るだけで、ナチュラルな癒しを演出できます。複数の場所に分けて飾れるため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して取り入れられるアレンジ術です。
3.枝の変化を活かして、段階的に楽しむ
大きな枝でまずはインパクトのある飾り方を楽しんだら、葉が弱ってきたタイミングで枝をカットし、小さな花器に移すアレンジもおすすめです。
1本の枝ものを最初はダイナミックに、次はコンパクトにと、段階的にアレンジを変えることで、より長く・多彩に枝ものを楽しめます。
枝ものの飾り方については、以下の記事でもくわしく紹介しています。

「枝もの」の飾り方
プロが教える、おしゃれなアレンジテクニック&コツ
よみものはこちら 〉
映える枝ものは、SiKiTOの枝もの定期便で手に入る
おしゃれな枝ものを自宅に飾りたい方にぴったりなのが、SiKiTOの「枝もの定期便」です。プロの目で厳選された旬の枝ものが、月に一度、自宅に届きます。
ドウダンツツジ以外にも、梅や野ばら、ユキヤナギ、ナツハゼなど、季節に合った枝ものが豊富に揃っています。
気になる方は以下をチェックしてみてください。

枝もの定期便|季節の枝ものをご自宅にお届け
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まとめ
枝ものは、飾るだけで空間を爽やかに演出してくれるおしゃれアイテムです。シンプルなインテリアにも馴染み、季節の移ろいを感じさせてくれるでしょう。
少しの手入れと工夫で長く楽しめるため、はじめての方でも気軽に取り入れられます。枝の長さや飾る場所に合わせてアレンジを楽しみながら、自分らしいおしゃれな空間づくりをはじめてみませんか。

枝もの定期便|自宅で待つだけ、飾るだけ。
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