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記事: SiKiTO運営企業 TRINUS設立10周年のあゆみ

#SiKiTOの取り組み

SiKiTO運営企業 TRINUS設立10周年のあゆみ


2024年11月25日、SiKiTOを運営する株式会社TRINUSが設立10周年を迎えました!
「埋もれた資源や技術を活用したい」とスタートしてから本当に多くの方に支えていただきました。
10年前からここまでのあゆみを、この場を借りてご紹介します。

 

日頃よりSiKiTOに携わってくださっているみなさまのおかげで、弊社は10周年を迎えることができました。心からお礼を申し上げます。

長く弊社に関わってくださっている方からは「この数年でずいぶん変わりましたね!」と言われることも多いのですが、私たちにとっては自然な流れだったようにも思います。

というわけで、区切りの年の瀬に振り返ってみました。

 

●創業〜初めてのヒット商品!(2014~2016年)

代表の佐藤が金融やコンサルのキャリアのなかで感じた「地域に埋もれた資源をもっと活用したい!」という思いで生まれた株式会社TRINUS。

創業時はwebプラットフォーム「trinus.jp」を活用し、地域の中小企業が持つものづくり技術とクリエイターのアイデアをマッチング="取りなす”ことで商品の開発および販売に取り組んでいました。

しかし、ほぼ未経験の商品開発は文字通り失敗の連続でした。

素晴らしい技巧を持つ職人さんたちと作った漆の酒器やアクセサリーは鳴かず飛ばず。今見ても美しいと思うのですが、見せ方も売り方もとにかく未熟だった。残った在庫を見て愕然としました。

そんななか2017年4月には初めての社員が入社。彼はのちにEDA VASEをデザインします。

2017年4月には、削りかすが花びらになる「花色鉛筆」を発売。この開発も大変でした…。

廃棄古紙を使ったPP代替素材を使った軸の成形がうまくいかず試作を繰り返すこと数十回。ビフォーアフターの写真をご覧いただくと長かった道のりを感じていただけるはず。

結局3年がかりで完成した商品は世界各地のショップで取り扱われ、世界的デザイン賞も受賞し、長く弊社の看板商品となりました。

 

●大企業とのコラボレーション(2018~2020年)

大企業の研究開発部門にも技術や資源が眠っていることを知り、コラボレーション事業にも着手しました。

森永製菓様、リコー様、ライオン様などと協業し商品開発の経験値を積み重ねましたがいずれも一般販売には至らず。コロナ禍も追い討ちとなり、ほとんどのプロジェクトは中断となってしまいました。 

 

●枝もの全力投球(2021~現在)

コロナ禍真っ只中の2021年12月、4年の開発期間を経て長尺の枝ものを手軽に飾れる「EDA VASE」を発売。

初回製造分がわずか1週間で売り切れてしまい、社員一同本当に驚きました。

半ば戸惑いながら出荷すると今度は「近所で枝ものが売っていない」「大きな枝ものは持ち帰るのが大変」というお客様の声が。ならば自分たちで届けてみよう!ということで2022年3月に「枝もの定期便」が誕生しました!

サービス開始当初は都内一部エリア対象、自社スタッフによる直送方式のみ。それでも想像以上の反響をいただき、同年8月からは宅配便による全国配送が始まります。

私たち自身も枝もののおもしろさにのめり込むとともに、生け花人口の減少や生産者の高齢化によって生産量が減っていることを知り、これもまた「埋もれた資源」であることに気づきます。

そして「枝もの」が暮らしに与えてくれる心地よさについて考え続け、2023年7月にTRINUSのD2Cブランドを「SiKiTO」としてリブランディング。

2024年9月には千葉県の海浜幕張にSiKiTO CAFEもオープンしました。

と、そんな感じで現在に至ります。

改めて10年を振り返ってみると、ここには書けないような失敗もたくさんありました(笑)。でも、目の前に現れた「埋もれた資源」を活かすことを続けていたら現在地に辿り着いたという感覚です。

弊社の歴史、お客様にとって楽しんでいただけるよみものになっているといいのですが。

2025年以降も、四季のある暮らしをお届けできるよう全力で取り組んでいきますのでSiKiTOとTRINUSをどうぞよろしくお願いします!

 

    

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