【枝もの専用花器】
EDA VASEのデザインとアレンジ
こんにちは、SiKiTO デザイナーの柴垣です。EDA VASEを担当しています。
度々入荷待ちとなるほどにご注目いただいているEDA VASEは、最大180cm程度の大きな枝ものをしっかりと支えることができます。
一般的に長枝を飾るためには、大きくて安定感のある花器にたっぷりの水を注ぐ必要があり、水替えのたびに大きく重い花器を持ち運ぶ手間がありました。
「大きな枝ものを手軽に飾る。」
その観点で生まれたのは、重量のある土台から枝を支えるロッドが伸び、水替えしやすいコンパクトなベースを置くというシンプルな構造。
大きな花瓶ひとつが担っていた機能(安定性、支持、水入れ)を、複数のパーツに分けて再統合したプロダクトです。
世界3大デザイン賞の一つとして知られる「red dot design award 2022 product design」を受賞。世界基準で評価されています。
《EDA VASE 基本の使い方》
スチールロッドのリング部分に枝をもたれかけさせるのが基本の使い方です。
《EDA VASE 使い方アレンジ》
枝もの専用のEDA VASEならではの簡単アレンジをいくつかご紹介します。
①枝ものの位置がしっくりこないとき
がさっと飾ってもサマになるのが枝ものの魅力ですが、いまいちバランスが整わないときにはリング部分に棒を固定する「仕掛け」を用いて、枝の支え位置をずらしてみるのはいかがでしょうか。
華道の世界で「一文字留め」や「十文字留め」と呼ばれるテクニックを参考にしたアイデアです。
②枝ものを好みの向きや位置で固定したいとき
枝ぶりや重心によって、イメージどおりの向きや位置で枝ものが留まってくれないことも。そんなときはリングと枝ものをヒモなどで結んでしまってもOK。位置が固定されて思いどおりのシルエットに仕上がります。
③枝ものの長さにバラつきがあるとき
長短の枝ものが組み合わさっているときには、リングの外側もうまく使いながら全体のバランスをとりましょう。どこを正面にするか意識しながら1本ずつ生けていくとキレイにまとめやすいです。
今回ご紹介したアレンジアイデアはどれも難しくありません。
枝ものの姿がしっくりくると愛しさも増すもの。そんな一手間もぜひ楽しんで。
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