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記事: Japandi(ジャパンディ)とは?|馴染むインテリアの特徴とおしゃれな取り入れ方


Japandi(ジャパンディ)とは?|馴染むインテリアの特徴とおしゃれな取り入れ方


ジャパンディとは、日本と北欧のデザインを融合させた最新インテリアスタイルのことをいいます。

本記事では、ジャパンディスタイルの特徴や魅力、取り入れる上で欠かせないポイント、おすすめのインテリアについて詳しく紹介しています。

ジャパンディに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

 

ジャパンディスタイルとは?

ジャパンディスタイルとは、日本と北欧のデザインを融合させたインテリアスタイルのことをいいます。「Japan(日本)」と「Scandi(Scandinavian=北欧)」を組み合わせた造語から、ジャパンディと名付けられました。

ジャパンディは最新のインテリアスタイルとして注目を集めており、アメリカではインテリアスタイルの関連ワードで過去最高の検索記録を更新しました。日本でも徐々に検索数が高まっており、今後さらに注目されるインテリアスタイルといえるでしょう。

ジャパンディスタイルはシンプルで機能的、かつ温かみのあるデザインが特徴です。本記事では、近年世界的に支持を得ている「ジャパンディスタイル」について詳しく解説します。

ジャパンディスタイルの歴史

ジャパンディスタイルは、日本が鎖国を解いて間もない1860年代頃、デンマーク海軍であったウィリアム・カーステンセン氏が日本の和に深く魅了されたことから始まります。

自国に戻ったウィリアム氏は、日本のわびさび(シンプルさや空間の余白を重んじる美的概念)と、デンマークのヒュッゲ(デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」を)の暮らしに共通点を見出しました。

その後、自国で発表した「Japans Hovedstad og Japaneserne(ロシア艦上航海記)」は、自国のデザイナーたちの興味を掻き立てたといわれています。

北欧と日本それぞれの魅力を掛け合わせたジャパンディスタイルは、今でも多くの人々からの支持を集めています。

ジャパンディスタイル流行のきっかけ

現代において、ジャパンディスタイルが注目され始めたのは2020年頃といわれています。新型コロナウイルスが世界的に大流行し、家にいる時間が増えたことで「家での心地よさと安心感」が重要視されるようになりました。

ナチュラルな素材や落ち着いた色合いのジャパンディスタイルのインテリアは、リラックスできる空間として、急速に人気が高まったといわれています。

また、SDGsなど環境意識が高まる中で、ジャパンディスタイルは持続可能な素材や伝統技術を取り入れている点も流行のきっかけの一つといえます。

現在のライフスタイルの価値観にマッチしているジャパンディスタイルは、日本でも今後さらに注目を集めるでしょう。

ジャパンディスタイルで取り入れられるインテリアの共通点

ジャパンディスタイルで取り入れられているインテリアには「シンプルかつ温かみのある空間」「自然素材を使ったサステナブルなデザイン」「機能性と居心地の良さ」を重視しているという共通点があります。

ジャパンディは一般的な「北欧×和モダン」のインテリアスタイルではなく、暮らしやすさやリラックス空間にも配慮した画期的な最新インテリアスタイルです。

ジャパンディスタイルに欠かせない7つのポイント

ジャパンディスタイルを取り入れるには、インテリアの選び方や配置などに重要視すべきポイントがあります。中でも欠かせないポイントを7つ紹介します。

1.インテリアには自然素材を多く使用する

Japandi(ジャパンディ)インテリアには自然素材を多く使用

ジャパンディスタイルにおいて、自然素材は欠かせない要素の一つです。木材、リネン、陶器、和紙などの自然素材を取り入れることにより空間に温かみと落ち着きをもたらし、心地よい暮らしが実現します。

例としては、リネンやコットンで織ったクッション、陶器の観葉植物、和紙の照明、木製のローテーブルなどが挙げられます。

自然素材を取り入れる際、デザインはもちろん「素材の経年変化」や「手作業の温かみ」にも注目すると、自然素材ならではの本質的な魅力を感じられるため、おすすめです。

2.部屋全体に余白を取り入れる

Japandi(ジャパンディ)の部屋には余白

ジャパンディスタイルにおいて、洗練されたシンプルさは重要なポイントといえます。その中で特に重要なのが「余白」の概念です。

シンプルな「余白」の例としては、木製のローテーブルの上に花瓶を1つだけ置く、壁に余白を残して絵画を1枚だけ飾る、などがあります。すべてのスペースを埋めようとせず「何もない空間を楽しむ」ということを意識しましょう。

テーブルやソファーなどの家具はシンプルで低めのデザインを取り入れると、部屋全体により余白と開放感が生まれます。

3.北欧と和風のバランスは「7:3」

Japandi(ジャパンディ)北欧と和風のバランスは「7:3」

ジャパンディスタイルでは、北欧と和のデザインを「7:3」の割合で取り入れるのが理想的なバランスとされています。

ジャパンディは北欧スタイルをベースにすることにより、現在の暮らしに求められている温かさや落ち着きのあるリラックス空間を作れます。そこに和のインテリアを3割プラスすることにより、日本ならではの上品さも感じられるでしょう。

例としては、テーブルやソファー、チェアなどの大きな家具は北欧テイストのもの、照明や花瓶などの雑貨には和の要素を取り入れるのがおすすめです。

4.部屋全体をニュートラルな色合いで統一させる

Japandi(ジャパンディ)部屋全体をニュートラルな色合いで統一

ジャパンディスタイルでは、インテリアを始めとする部屋の色調をシンプルで落ち着きのある色合いをベースに、自然素材の美しさを引き立てるニュートラルな色で統一させるのがポイントです。

部屋は、全体的に「アースカラー」や「ニュートラルカラー」を基調とするのがおすすめです。アースカラーとは木や土、植物など自然界に存在する色合いで、ブラウン、テラコッタ、カーキ、モスグリーンなどがあります。

「ニュートラルカラー」とは黒、白、グレーなど色みの無い色のことで、無彩色とも呼ばれます。中でも、白やグレーはジャパンディスタイルに取り入れやすい色といえるでしょう。

全体的に淡い色ばかりでぼんやりしてしまう場合は、黒いインテリアで空間を引き締めると上品な印象をプラスできます。

5.やわらかな照明でくつろぎ空間を演出

Japandi(ジャパンディ)やわらかな照明でくつろぎ空間を演出

照明は、部屋を明るくするだけでなく印象や雰囲気に大きな影響を与えます。

ジャパンディスタイルの部屋には、ひとつの照明で明るく照らすのではなく、テーブルスタンドやペンダントライトを使いながら優しい光を分散して設置するのがおすすめです。

また、優しく包み込むような光を選ぶことで、空間の美しさやリラックス感を引き立てられます。

光の強さや色温度を調整できる照明を選ぶと、より暮らしやすく自分好みの落ち着いた空間を作れるでしょう。

6.ミニマルスタイルを取り入れる

Japandi(ジャパンディ)インテリアミニマルスタイルを取り入れる

ミニマルスタイルとは、無駄を省いて本質的な美しさを際立たせるデザインです。ジャパンディでは、物が少ないシンプルさが空間を美しく見せる重要な要素とされています。

日々生活していると、どうしても部屋の中に物が増えてしまいます。一気に減らすことは難しいものの、少しずつ整理整頓して部屋の中をスッキリさせることを意識しましょう。

物が多い場合は「隠す収納」として、中の物を隠せる扉付きの収納家具を取り入れるのもおすすめです。

部屋の物が少ないことでそれぞれの家具やアイテムの良さが引き立ち、全体的に落ち着いた雰囲気を作り出せます。

7.観葉植物や枝ものを設置する

ジャパンディスタイルでは、インテリアとして観葉植物や枝ものを取り入れるのがおすすめです。自然素材を活かすジャパンディの特徴とうまく調和するほか、緑を置くことにより視覚的にリラックスできます。植物は、心を落ち着ける効果もあるといわれています。

また、空間の余白を重要視しているジャパンディスタイルには、シンプルでありながら存在感がある枝ものの設置は特にぴったりといえるでしょう。

春は新芽、秋は紅葉など、四季に合わせた枝ものを取り入れることで、より洗練されたジャパンディスタイルを実現できます。

Fagot

Fagot | 均整で安定感のある枝もの花器

枝ものを取り入れたインテリア例

自宅にジャパンディスタイルを取り入れたいけれど、どの枝ものを選べばいいかわからないという方もいるでしょう。

SiKiTOでは、旬な枝ものをプロがコーディネートしてお届けする「枝もの定期便」を提供しています。

早春には鈴のような黄色い花が特徴の「連翹(レンギョウ)」や、春は日本の花として親しまれている「桜」、夏は涼しげな印象を与える「ドウダンツツジ」、秋は実の色の変化を楽しめる「野バラ」、冬はドライ枝を真っ白に塗った「白塗り枝」など、四季の移ろいを感じられる枝ものを厳選してお届けしています。

枝もの定期便

枝もの定期便|季節の枝ものをご自宅にお届け

 

枝ものの良さを引き立てるために欠かせない「花器」も、シンプルなものから個性的なものまで、豊富なデザインを取り揃えています。

また、ジャパンディインテリアに最適な枝ものは、花器に挿すタイプだけではありません。

クリスマスリースやお正月飾りなど季節のイベントを楽しめる「リーススワッグ」や、本物の植物や花を透明のアクリルキューブにとじ込めた「sola cube(ソラキューブ)」なども、上品で洗練された空間を作り上げられるでしょう。

部屋の雰囲気を邪魔せずに彩りを与えてくれる枝ものは、「無駄を省いた美しさ」を重要視するジャパンディスタイルにぴったりのインテリアです。

ミモザのリース

季節の飾りもの|リース&スワッグ

sola cube

Sola cube| 静かに時を止めた植物のかたち

 

まとめ

本記事では、最新のインテリアスタイルとして注目を集めている「ジャパンディ」について紹介しました。

ジャパンディスタイルは、北欧と和の要素を調和させることでリラックス感や心地よさを感じさせる空間を作り出します。

大きな家具だけでなく、照明や花瓶などのインテリアにもこだわることで、さらに魅力的なジャパンディスタイルを作り出せるでしょう。

SiKiTOでは、今回紹介したインテリア以外にも豊富なジャパンディスタイルのインテリアや枝ものを数多く取り揃えています。個性豊かなSiKiTOのインテリアを取り入れて、ワンランク上の部屋作りを楽しみましょう!

    

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