【枝もの定期便イベント】
四季を感じる枝ものの集い〈2024早春・花見〉
2024年2月に開催した枝もの定期便イベント「四季を感じる枝ものの集い〈早春・花見〉」。
本イベントも3回目となり、スタッフ一同、お客様と直接お話できる貴重な機会を毎回心待ちにしています。
今回のレポートは、フラワーデザイナー・岡寛之さんが紹介してくれたアレンジテクニックを中心にお届けします!
冬盛りにたっぷりの花を愉しむひととき
イベント当日はまだまだ冬盛りでしたが、会場となったSiKiTOを運営するTRINUSの事務所内には春らしい啓翁桜やミモザなどをたくさん飾ってお客様をお迎えしました。
はじめの代表挨拶では、SiKiTOのビジョンや最新ニュースをお伝えしました。
「四季を愛でる心地よい暮らし」をお届けできるよう、これからもスタッフ一同頑張ってまいります!
フラワーデザイナーによる枝ものライブアレンジ
今回も、フラワーデザイナーとして活躍する岡 寛之(おか ひろゆき)さんによるライブアレンジを披露いただきました。
まずは、小ぶりなグラスと端枝を使い球根花や小枝を独創的に飾るアイデアをずらりと見せてくれました。
1番左のレンギョウは、切り分けた端枝を詰めることでグラス全体が剣山のようになり、小枝をすっと立ち上げたもの。真っ直ぐの枝を使うことがコツです。
こちらは枝分かれ部分をカットしグラスに差し込むことで青いムスカリの球根を留めたもの。
球根は根が水に浸かればOK。全体が浸かると腐る原因になってしまいます。
ユキヤナギの小枝とチューリップの球根のアレンジは、華道の「一文字留め」を応用したもの。
グラスの直径サイズにカットした端枝を突っ張り棒の要領で固定させることで、飾る位置を決めることができます。
端枝を使った花留めはどれも自然素材ならではのラインが魅力的。一期一会を楽しみながら、心地よいバランスを探ってみてくださいね。
どれも特別なテクニックいらずで上級者の出来上がりなので、「これなら私もできそう」とお客様も興味津々のご様子でした。
ガラス製のグラスを使う際は、力を加えすぎないようご注意くださいね。
続いては、岡さんらしいダイナミックな作品も披露していただきました。
こちらは大きな平皿に「アブラチャン(クスノキ科クロモジ属)」を重ね、ムスカリ、ヒヤシンス、チューリップの球根を配置した春の庭園のような作品。
「花器=縦長のもの」という思い込みを覆されました。
最後は、早春の代表的な花材であるユキヤナギ、コデマリ、ミモザをたっぷり使った作品。
柔らかくしだれる枝の様子が美しい、繊細さと力強さを併せ持つ作品になりました。
イベント後半は春のスワッグづくりワークショップ
イベント後半はミモザ、黄金ヒバ、ツゲなどを使ったスワッグづくりのワークショップ。初めての方も経験者の方も真剣な表情で、それぞれのスワッグが出来上がりました。
お土産としてお渡しした会場内の枝ものと完成したてのスワッグを両手に抱えて会場を後にするお客様の笑顔に、私たちも嬉しい気持ちになりました。
イベントはこれからも継続的に開催していく予定です。
またお客様にお会いできることを楽しみにしています。
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